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八ヶ岳にフットパスを

フットパス調査 (大泉駅ロイヤルホテル下から旧林道)  2008年 7月

ホテルから南に下る2キロほどのコースを探索しました。 今は、夏の一番暑い時期でもあり、最も緑が深い、草の勢いがすごい時期でもあります。

そんな中、森の中の昔の道の探索に出発! 長袖に帽子、それに蚊取り線香も用意して、準備万端です。
八ヶ岳南麓には別荘が多くあります。 特に大泉町は別荘や、移住者の人が多い。 このあたりの建物は、周りの森にとけ込んで心地よい。 自生の木を残しているかどうかが、心地よさの決めてになるようです。 自生の木を残しながらの開発なら、数年で、周りにとけ込んできて、 最低限の自然を保つことができるように思います。
涼しい顔に見えますが、実は、もうかなりバテ気味。 下草を刈るなど少し道を整備していたら、時間がなくなっていました。 地図を置かしてもらう喫茶店の視察をあきらめ、 ここから戻ることにしました。 ここから、いよいよ本番の赤道探しです。 上り道の方が、かすかに残る道が見やすいのですが・・・。
草は、森の中のため、それほど生い茂っていません。 しかし、何十年も前に、人々が馬草を刈りに通った足跡を見つけるのは、至難の業。 「道見つかりましたか〜〜?」 「もっと真っ直ぐのはずですよ」などと 声を掛けながら赤道さがし。 しかし、この森の中のコースでは、ほとんど道らしいものを見つけることはできず、残念でした。 また馬頭観音が移動されており、いいのかなぁ??
今回のフットパス用の赤道探しは、芳しくありませんでした。
本格的につくるには測量が必要です。
また、赤道や公衆用道路を利用して、どんどん森の中まで別荘開発が行われています。
野生動物に必要な緑の回廊が、寸断されてきているのが大変心配です。

フットパス調査 (大泉駅上、八ヶ岳横断道と中止の滝コース)  2008年 6月

観光客の多い地域で、森林の中を歩く道を調査。 この道は既にあるが、意外と訪れる人が少ない穴場。 誰でも歩くことができる道というより、エコツアーに良いフットパスのように思えました。
 


フットパス調査 (大泉駅下から白旗神社コース)  2008年 5月

静かな森の中に存在する「赤道」の復活は、健康のため、憩いのために歩く人のためだけでなく、 今放置されている山の手入れにも役立ちます。

八ヶ岳南麓の森林地帯は、里山として暮らしと密接に繋がっていました。 しかし環境の変化で、森は生活から切り離され、放置されたままで、赤道もわからなくなっています。 赤道が復活できれば、森への往来ができるため、手入れも可能であり、森の、自然の保全に繋がるのではと期待されます。

(注)赤道:  既存の公道、「赤道」は「里道」と呼ばれ、生活の中で自然に生まれてきた道。公図に朱色で記された。

フットパスの調査候補は利便性から小海線の駅や、八ヶ岳南麓を横断する農道(レインボーライン)からスタートできるフットパス作りを検討しています。

今回は、大泉駅より2キロほど下がった地点からレインボーライン、白旗神社の参道入り口を調査しました。

新緑がまだ美しい森に、公図を持って入り、調査を開始。 公図は、1/2500を使用。
赤道(里道)は、「道」と書かれています。 道はなんとなく残っていますが、木が倒れたりと、整備が必要な箇所も多く、 そんなことを、書き留めながら進みました。
石を積み上げただけの白旗神社までくると、昔からの道が参道としていまでも利用されています。
2m幅の道は、歩く者には大変心地よい。また森の中のやわらかな土の道は、足にも腰にもやさしく疲れない。 ここは車を止めてゆっくり歩く「パーク&ウォーク」のコースになりそうです。
やがて、民家がある所まで下ると視界が開け、八ヶ岳と南アルプスが一望でき、田園と山岳風景、 そして川の音が、疲れを吹き飛ばしてくれました。
このあと、調査は、まだ続き、別の赤道を探しながら上っていきました。
白旗神社の説明です。
この自然石、もう数百年も、崩れることなく ここにあると思うと、感慨深いものがあります。

森林を里山として暮らしに密接に繋がっている赤道は、今でも、道の痕跡があります。 昔の人々の暮らしに思いを馳せながらの赤道の調査は、八ヶ岳をとりまく環境の変化を考えさせられました。

(A.K)