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八ヶ岳の森つくり

[冬編] 「竹林をきれいにして、竹と遊ぼう」


   日時: 2004年12月4日(土) 9:30〜15:00
   場所:須玉町歴史資料館

須玉町の歴史資料館は、津金尋常小学校の建物を保存して作られた、歴史を感じさせる建物...
その横手に今回整備する竹林が待っていました。
オーナーの方のご協力もあり、2時間足らずで、すっきり、古い建物にマッチした竹林が蘇りました。

竹の説明 ■ 作業の前に、竹の性質や伐採方法について
簡単な説明。 火吹き竹、ささら、門松、煤払い...など、
古くから生活になくてはならなかった竹...
立派なマダケを目の前に、現在の私たちの生活に
おける、いろいろな利用法にも期待が膨らむ。
整備前の竹林(1) 整備前の竹林(2)
  ■整備前の竹林
  竹と竹が窮屈そうに立ち並び、古い竹や折れた竹も多い。
  鬱蒼とした雰囲気で、竹林の向こうがまったく見えない
作業(1) 作業(2)
  ■いっせいに作業開始!
  放置されていた伐採された竹を運び出す係、曲がった竹や窮屈に生えている竹を切る係、
  伐った竹の枝をナタで払い落とす係、竹を運び出す係...と、決めて作業を開始したものの、
  あっという間に竹と笹だらけ...それでも工夫しながら、作業がどんどんはかどっていく。
  新しい発見や素朴な疑問も飛び出す...
    色やツヤの違いはどこから来るの?
    日当たりによって、笹の付き方がこんなに違うのね?
    厚みのある竹は若い竹?
  整備後(2) 整備後(1)
     ■整備後の竹林
     約2時間の作業の後、こんなにすっきり!
     竹の向こうが透けて、家の屋根が見える。空が透けて竹の緑が映える。
     古い建物や柿の木がしっくりなじむ。
物置

  →毎年恒例のお楽しみ...
   "甘酒で乾杯!"
   竹の香りの漂う、青竹カップで
   飲む甘酒の味は格別なのだ!
←こんな楽しい発見も!
  年月を経て、土壁の物置と竹の共存(?)、
  風流でしょ?



甘酒で乾杯
工作(2) ■午後は、伐った竹で思い思いの工作タイム
一輪挿し、おつまみ入れ、箸置き、、、など
皆さん夢中に。
作品
  ↑どうです? なかなかの出来栄え
竹割り器
  ↑竹をあっという間に4つに割いてしまう
   すぐれもの

伐った竹をそれぞれの利用へのお土産にし、すっくと立った竹林を後にした。
竹は、伐りやすく、整備した実感もすぐに得られる。
なのに、放置されて藪となってしまった竹林も多い。
昔のような、竹を利用した暮らしを見直してみたいものである。

さて、竹林整備隊、来年はどこの竹林に出没することでしょう?

(K.A, M.K)