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八ヶ岳の森つくり

[春編] 「新緑の森で汗をかこう」


   日時: 2005年5月14日(土) 9:00〜15:00
   協力: 小宮山 敏文 氏(林業家)

この時期としては気温が低いが、春の陽が射し込む緑の森。
爽やかな風が流れる中で、森つくり担当の畠中さんのお話から、今回の講座が始まった。

森の話 ■ 森のなかで聞く、森の話、木の話。
 国土の67%が森林の日本。
 しかし木材の約80%は輸入品。
 国産材の価格も最近は安くなっているので、
 価格だけの問題ではない。
 里山も減り、人々が森に入り、森や木に親しみ、
 理解を深めることが少なくなったことも大きく
 影響している。
  ・木が育った年数だけ木を使う、例えば樹齢50年の木を50年使うという自然のサイクルを
   活かすことによって、エネルギー消費を抑え、温暖化を防ぐことが出来る。
  ・優れた木材を供給する方法の一つは新月伐採。
   木が生長を止める冬季の下弦の月から新月まで時期に伐採して、葉枯らし乾燥させることで、
   虫がつかない、割れない、曲がらない、カビない木材を得ることが出来る。
  などなど興味深い話。質問も多く、アンケート結果でも大変好評だった。
チェーンソーの使い方 ■ チェーンソーの安全な使い方と目立ての講習。
・両手と腰などもう一点の支点、3点で支える持ち方
・刃の先端が触れた時に起こるキックバックの注意
・手袋やつばのあるヘルメットの着用など服装に
 関する注意
 …安全な使い方を実演しながら分りやすく解説。
   そして、切れ味を大きく左右する目立ての方法。ガイドバーを使った簡単な目立ての仕方の実演。
   これは参加者の関心が大きく、昼休みや終了後も個人指導が行なわれた。
枝払いの実習 ■ 枝払いの実習。
林業家の小宮山さんの指導で、枝払いの実習。
・枝の跳ね返りへの注意、
 切る枝の幹を挟んで反対側に立つこと、
 などの安全な切り方。
・搬出のし易さを考えて、幹に平行に幹ギリギリ
 に切ること。
・チェーンソーは決して慌てずにゆっくりと
 正確に扱う、そして力まず軽く握る。
 …見て、やってみて、納得のプロならではの指導。
玉切りの実習 ■ 玉切りの実習。
一人づつ、実際に玉切りを実習。
初めてチェーソーを扱う女性も見事に切る。
その後、2班に分かれて、昨年間伐した
3本のアカマツを1.5メートルの長さに玉切りする。
かかり木を倒す ■ かかり木をチリホールで引っ張って、倒す。
昨年の間伐の際、他の木にかかってしまった
アカマツを、ワイヤーで引っ張るチリホール
という機材で引いて落とす。
思わず歓声が上がる。
集材 ■ "ひっぱりだこ"で集材して希望者が持ち帰る。
写真のようなソリをつけた"ひっぱりだこ"で集材。
玉切りそして搬出。人数と機材の威力で、
短時間できれいになる。
集材したアカマツを希望者が品定めしてお持ち帰りになる。どうぞ有効にお使いください。
無事に、そして、気持ちの良い汗をかいて、今回の森つくりを終了した。

(T.U, J.N)