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八ヶ岳「森つくりの達人」講座

[早春編] 八ヶ岳の竹で「竹炭」をつくろう


   日時:
    <一日目> 2007年4月14日(土) AM 9:00〜PM 3:00
    <二日目> 2007年4月22日(日) AM 9:00〜AM 12:00
   場所:
    北杜市須玉町津金
   講師:
    高橋 正明氏(NPO法人 文化資源活用協会 副理事長)

明け方までの雷雨もあがり、真っ青な青空と3分ほど開いた桜の中、
2007年度の「森つくり達人講座」は、 幸先のよいスタートとなった。

希望が多かった炭づくりの実現とあって、大勢の参加者が期待を膨らませて集まった。
日頃よりご自分で炭を焼き、生活の中で活用されている、地元の高橋さん。。。
高橋さんのお手製の炭窯をお借りし、炭づくりを教えていただくことで、
今回「竹炭づくり」が実現することとなった。

《一日目》
竹炭づくりの説明 ■ 一日目のスタート!
炭窯の構造の説明など、竹炭つくりの説明が行われる。
事前伐採の様子 ■ 本日の炭焼き用に、2月末にスタッフが竹を伐って準備した。
(少ない人数での作業、本当にご苦労さまでした。。。)
炭焼きを行うには、ある程度乾燥させておいた方がよいのだ。
竹を伐り出す ■ 皆さんにも竹の伐採を経験していただこうと、 <伐る人><枝を払う人><運ぶ人><縦に割く人> に分かれて作業する。
竹は150cmの長さに伐り、太さが均等になるように割いて節は取っていく。
竹はあまり力を必要としないで、気持ちよく伐れ、割け、 皆さん夢中になりなかなか止まらない。。。
大勢で行なうと格段に作業がはかどる。
枝を払う ■ 道路一面、伐った竹でいっぱいになり、枝を払う作業がなかなか追いつかない。
鉈の背中を使って一振り。。。名人によるとあっという間に枝が払われる。
払った枝は、高橋さんの畠で燃やしてよい肥料になるのだ。
記念撮影 ■ 午前中は、竹林の整備で終わってしまった!
気持ちよい汗をかいて、きれいになった竹林をバックに、 皆さんよい"えがお"!
炭窯 ■ 午後は、いよいよ炭窯に竹を入れる。
これが高橋さんお手製の炭窯。。。
炭化室はヒューム管、排煙口は排水管...など、すべて廃材を利用して作ったそうだ。大人ひとりが入れるほどの大きさだ。
炭窯に竹を入れる ■ 釜の中に、割いた竹を入れていく。
着火しやすいように、古い竹や乾いた竹は下に、
長さ150cmに伐って割いた竹、長さはほとんど正確で、みるみる釜の中に収まっていく。
竹詰め完了 ■ 隙間が無いようにギッチリ詰め込まれた竹。
約20分かかって、割いた竹の山のほとんどが釜の中に収まった。
密封 ■ 炭化室にフタをして、土で密封していく。 少しでも空気が入ると炭は灰になってしまうので、フタとの隙間には土を粘土状にこねて シールする。
細やかな作業と手間に感心する。
煙 ■ いよいよ着火!点火室に古い竹や薪などを入れて、着火すると、 一番下に乾いた古い竹を入れたせいか、すぐに火の勢いがつく。
ほどなく排煙口から白い煙がむくむくと昇り、歓声が起きる!!
春には珍しい真っ青な空と白い八ヶ岳の峰に、煙の白さが映える。
この雄大な風景の中だからこそできる、炭焼きという作業か...
30分ほど経って白い煙が安定したところで、点火室の口を小さくし、炭焼き釜を後にする。
この後、炭になるまでの以下の工程を高橋さんに一任して、一日目の終了となった。
・あと二日間ほど竹は炭化しながら燃え続ける。
・煙が青くなったところで、炭化の終わりが近いことを判断し、点火室の口を広げる。
・煙が切れたら(炭化の終わり)、点火室も排煙口も土でふさいで、完全に密封する。
・1週間くらいおいて、釜をさます。

《二日目》
炭出し ■ 待ちに待った炭出しの日。
高橋さんから、炭化の終わりの頃「夜中、未明に煙が消えてしまった。。。」との報告を受け、 緊張した面持ちで炭化室の中が現れるのを待つ。
炭化室の中 ■ 心配的中!炭化室の中に、炭があまりない。
ほとんどが灰になってしまったようだ。
これが竹炭 ■ それでも、取り出した炭は、ツヤが少ないものの カンカンとした音と良い香りがする。
来週へ望みをつなぐ ■ 気を取り直して、再度チャレンジ!
先週伐ってそのまま寝かせておいた竹をまた割いて、 先週入りきらなかった竹も合わせて、また詰める。
(先週あんなに竹を伐ったのは、この事態に備えてのこと?)
さすが皆さん手際がよく、先週学んだことがすぐ活きている。
どうぞよい炭ができますように ■ 先週に比べて、風もあまりなく、良い炭ができそうな予感。。。

炭づくりは、どんなベテランでも、毎回釜を開けるときは緊張するという。
炭焼き小屋では、寝ずの番をして、煙や匂いで炭の様子を見守るとか。。。
炭づくりの奥深さを垣間見た二日間だった。
2回も炭づくりの体験ができるなんて、ラッキー!
今日できた炭と来週できあがる炭は、どんな違いがあるのだろう?
来週の楽しみが大きく膨らむ。

(M.T)

↓↓★参加した皆さんへお知らせ★↓↓
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1週間に渡り竹の伐採から、竹割り、寸法伐り、窯入れ、窯出しまで体験した竹炭つくり、
ハプニングもあり2度も体験する機会に恵まれ大変意義深いものでした。
さて、再チャレンジした竹炭でしたが結局、満足のいく竹炭が造れず2度目も失敗してしまいました。
原因は竹の乾燥が充分でなかった事、窯のどこかから空気が漏れていた可能性がある事等が
考えられますが、いずれ講師をして頂いた高橋先生から報告がある事と思います。
竹炭が完成しなかった事自体は大変残念でしたがその過程を2度も体験し更にその奥深さ、難しさを
肌で感じる事が出来たのは貴重な収穫でした。
竹炭つくりに関しては今回の講座としては時間の制約もありこれで終わりとさせて頂きますが、
今後も引き続き竹炭つくりには取り組んでいつかリベンジを果たしたいと思っております。
参加者の皆さんには事情ご賢察の上、今後とも森つくりにご協力頂ければ幸いです。
最後に講師をして頂いた高橋先生には2度も貴重な時間を費やしてご協力頂き深く感謝致します。
有難うございました。
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