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八ヶ岳「森つくりの達人」講座  (「緑と水の森林基金」助成事業)

”こうすればもっと良くなる八ヶ岳南麓の景観”をテーマに、
「森つくりの達人」講座を2006年から2007年の2年間にわたり開催しました。

森を楽しみながら、森の植生や「森つくり」の方法を学び、 森の恵みである間伐材や竹の利用を通して、里山が果たしてきた役割を体験する 「森つくりの達人」講座

30−40年前まで、人々が身近に親しんできた里山を、この講座を通して、 森・里山について学び、触れて、その奥深さを実感しました。

昔から野生動物の住む「山」と、人が住む「里」を繋ぐ重要な役割を果たしてきた「里山」 ですが人が次第に里を離れ町に住むようになったため里山は次第に荒廃し、 そのことが野生動物と人の共生を難しくした一因となっています。

私たちはもう一度、里山の果たす役割を見直し、その大切さを伝えていこうと思います。

森つくりの様子

1年目(2006年度)の講座内容

 

講座内容
早春 森つくりの達人をめざそう
4月22日(土)〜23日(日)
■1日目: 八ヶ岳の森のことや、里山と暮らしの話を古民家で聞きます。
 2日目: 森の中で、森つくりの第一歩の植生調査や小道を作ります。
■場所 大泉総合会館(大泉図書館の南)会議室、古民家:平井家、
 森つくり:大泉の森(小宮山氏所有)
■講師 板山武人氏(NACS-J自然観察指導員)、小宮山敏文氏(林業家)
八ヶ岳の原生林を見に行こう
5月27日(土)
■新緑の森にひっそりとたたずむ原生林に会いに行きましょう。
■場所 清里高原
■講師 清里ネイチャーガイドクラブ
新月伐採と森つくりの道具を学ぼう
10月21日(土)
■木の良さを引き出す伝統的な「新月伐採」を行い、森つくりに必要な道具の使い方を学びます。 また、「新月の木」についても学びます。
■場所 大泉総合会館、大泉の森
■講師 増田正雄氏・畠中実氏(NPO 新月の木国際協会)、小宮山敏文氏(林業家)
晩秋 里山のめぐみ 〜薪割りもこんなに奥深い・ストーブの燃やし方〜
11月11日(土) 延期→1月27日(土)
■里山が果たしてきた役割の一つ、薪をつくります。
 簡単なようで実は奥の深い薪割り術、あなたも「薪割りの達人」になりましょう。
■場所 大泉の森
■講師 小宮山敏文氏(林業家)、その他自称薪割り名人
竹林をきれいにして、竹の垣根をつくろう
12月9日(土)
■里山のあちこちで見かける放置された竹林を手入れします。
 今年は、竹垣作りに挑戦!アイデアで自分だけの作品作りもOK、竹の持ち帰りもOKです。
■場所 高根町
■講師 坂本雅光氏 (竹名人)

2年目(2007年度)の講座内容

 

講座内容
早春 八ヶ岳の竹で「竹炭」をつくろう
4月14日(土)…竹伐採,火入れ、4月22日(日)…炭出し
■一口に「炭」といっても色々な種類や作り方があります。
 手軽にできる、でもちょっと本格的な竹炭の作り方を、2回に分けて竹の準備から竹炭出しまでを行います。
 竹炭は持ち帰りOK。
■場所 北杜市須玉町
■講師 高橋正明氏(NPO法人 文化資源活用協会副理事長)
樹木の上から眺めよう
 「ツリークライミング」

5月19日(土) ■「ツリークライミング」は、樹木に上るスリルや景色を楽しむだけでなく、樹木の保護にも利用される魅力と可能性を秘めています。
 安全な操作方法を学びながら、ツリークライミングを体験します。
■場所 北杜市小淵沢町
■講師 安藤義樹氏(公認ツリークライマー)他
昔の里山を復活させよう
10月27日(土)
■荒廃した里山を手入れします。
 美しい里山の景観を取り戻し、暮らしと密接に関係していた里山の果たす役割を考えます。
■場所 北杜市高根町
晩秋 間伐して元気な森を取り戻そう
11月17日(土)
■間伐に欠かせないチェーンソーの扱い方や安全な木の倒し方を学び、間伐前と後でどのように森の環境が変わるかを体験します。
■場所 北杜市高根町
■講師 小宮山敏文氏(林業家)
竹林をきれいにして、竹であそぼう
12月2日(日)
■混みすぎた竹林を手入れします。
 目に見えてきれいになるので、充実感があります。
 切った竹を利用して、いろいろ作ってみましょう。竹の持ち帰りOK。
■場所 北杜市白州町
■講師 松井美香氏