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第一回 八ヶ岳南麓風景街道ワークショップ 〜牧場通りを歩く

  日時: 2008年11月26日(水)  13:30〜16:00
  場所: 清里牧場通り
  講師: 箕浦一哉 准教授
       (山梨県立大学 国際政策学部総合施策学科、専門:環境社会学)
  主催: 八ヶ岳南麓風景街道の会

秋晴れの中、心地よい道路景観作りを目指して、八ヶ岳南麓風景街道の会主催の
ワークショップが開かれました。
道路景観を市民と行政で、一緒に考える、初めての試みです。

八ヶ岳の豊かな自然、美しい山並みや田園風景に調和した沿道景観を考えていくため、
実際に道路に出て観察し、一緒に改善策などを考えていこうというのが目的です。
第一回目は、八ヶ岳で一番美しいと言われている牧場通りで行いました。

スタート お天気にも恵まれ、一般市民や行政関係者も含め予想を上回る30名強の参加がありました。
景観への関心の高さの現れでしょうか
牧場通り 牧場通りは、清里に開拓で入植した人たちの昔の開拓道路で、 その地域の自治会「朝日ヶ丘」班が、訪れていただく人達を 心地よく迎えることができる道を作ろうと、1990年代から 景観作りに取り組んできた道です。
直売所 これは、近所のお百姓さんが農産物を売っている直売所ですが、 朝日ヶ丘班の方で、周辺の景観にあわせてこの建物を作ったそうです。
牧草地 この地域では、歩いてのんびり過ごせるように、散歩道マップを作っています。 この牧草地も散歩コースの一部。
しかし、牧場をやっている人は今では数軒しかなく、 この牧草地を保全していくことの難しさが現実としてあるそうです。
講演 後半は、KEEPに移動して、牧場通りのスライドの説明の後、
山梨県立大の箕浦先生のお話がありました。

●景観の価値は:
 ・よい風景は地域の活力の源泉である
 ・よい風景には地域らしさがある
 ・よい風景は、よくしようとしている人たちの志を大事にしていくことで作られていく

この先生のお話は、まさに牧場通りの景観つくりそのものです。
そして、牧場通りの印象や、景観の価値、牧場通りの景観がどのようにして作られてきたかなどの
意見交換を行いました。

今後も道路景観を考えるワークショップは、継続していく予定で、
2年間で、計6箇所でワークショップを予定しています。

皆さんの参加が、景観を良くしていく力となります。
みんなで、一緒に、考えていきませんか? 
是非、次回ご参加ください。

八ヶ岳南麓風景街道ブログの「第一回ワークショップ報告」もご覧ください。

(A.K)