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道路景観と家並みを美しくするには

【美しい沿道景観を作ろう】
   〜道路景観と家並みを美しくするには〜   2006年6月23日

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<第1部> 「どうやって出来た? 清里・牧場通りの景観」
    話し手:成田英士さん(「朝日ヶ丘班」住人)

<第2部> 「いろんな看板、どうすればいい?」
    話し手:杉田正一さん(当会)
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<第1部>
清里牧場通りおよびその周辺は、行政班「朝日ヶ丘」の住民の意思で景観づくりを行い、
年々きれいになってきています。
その活動のポイント、景観づくりの難しさなどをお伺いしました。
参加者からの質問が相次ぎ、1時間30分もの熱い議論となりました。
●「朝日ヶ丘班」とは…
  1957年:旧高根町発足時に、地区(班)名を住民自らが"朝日ヶ丘"と命名
        住民は、清里の開拓時に全国から入植した人々
  1982年:地区内へ公園ゴルフ場開発に伴い、地区内の簡単な約束事を
        盛り込んだ「クリーン宣言」と環境保護委員会を設立
  1990年:山梨県景観条例施行により、景観形成地区に指定される
        その後、朝日ヶ丘班景観委員会を作った。
  現在、「朝日ヶ丘トレイル」を整備するなど、八ヶ岳の豊かな自然に合った
  地域景観づくりに取り組んでいる。

 現在の美しい景観をつくることができたのは、
 ・自治会の活動としたことで、行政からの協力を得られたこと、
 ・規制を押し付けるのではなく、話し合いを重視して、理解や浸透を深めてきたこと、
 現在抱えている問題では、自治会以外の業者が開発行為を始めるにあたって、
 事前協議の機会をどのように持つか...
 など、とても参考になるお話でした。
 「景観づくりは人づくりにつきる」というお言葉がとても印象に残りました。

<第2部>

八ヶ岳にも、色とりどりの看板が目立ち始めました。
どうすれば、景観を壊さない看板になるのでしょうか。

会員の杉田さんによる、手間をかけた取材と多くのデータに基づいたプレゼンテーションに 参加者一同、目がくぎづけになりました。

景観を損なう看板の例では、参加者の皆さんからため息が漏れ、
日頃から気になっている看板の、すさまじさを見せ付けられた思いでした。
特に、北杜市が何百万もの大金をかけてあちこちに立てている「ウェルカムサイン」
においては、バラバラの色、大きさ、字体、デザイン...住民の意見を聞かず
行政が勝手に作っている実態を目の当たりにして、あきれてしまいました。

ほとんどの看板が無許可で立てられていること、個人所有地に建てられた看板は
勝手に撤去するすべがないこと、など首を傾げたくなる実態があります。
景観行政団体である「北杜市」には、看板条例を作ってもらいたいものです。

また、道路に過剰に設置されているガードレールや交通標識についても、
こんなに過保護(?)な標識は誰のため?お隣の長野県に入るとこんなことないのに…
など、疑問の声があがりました。

八ヶ岳南麓の美しい景観の邪魔にならない、訪れた人々を感心させるような看板や道路を
願いたいものです。

■■《調査資料》■■  (※PDFファイル)

  ・北杜市のサイン(標識)の現状
  ・最近の沿道看板
  ・環境に調和する看板
  ・景観と交通標識