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景観ウォーク

わくわくドキドキ景観探検〜旧清里・樫山の里(1)


   日時 :2004年1月8日(木) 9:30〜12:00

初雪で、寒々とした朝も、歩き始めると、青空の晴天。
新春第1号の景観探検は、コースよし、天気よしの最高のWalkでした。

風切り ■ 場所は、昔の清里の中心地「清里」。現在の北甲斐亭がある ところで、駅周辺の清里からは想像もつかない静けさです。
「わあ、のどか〜!」の叫び声。
ここ「清里」は、山里ということばがピッタシ。 民話が一杯生まれそうな里です。宮沢賢治の「風の又三郎」の舞台になったという説もあります。
まずは、由緒ある赤松の風切り(防風林)から出発。以前は粗大ゴミの山だったとか。
八ヶ岳 ■ この地区に伝わる「三社まいり」(下参照)をしながら、 田園の向こうに見える八ヶ岳の風景に感嘆し、写真をパチパチ! 赤岳、阿弥陀岳、権現の頂が昨晩の雪で一層美しく見えました。
最後に、松の風切り(防風林)を通っているときに、風の三郎(八ヶ岳おろしのこと)が阿弥陀岳から下りてきました。 宮沢賢治も、きっとこの風を体験した!と勝手に想像
ガードレール ■ 歩く人を考慮して舗装にしなかった農道に感謝しつつも、 コンクリートの法面、そしてガードレールの存在が、田園風景を乱すのが、ただただ残念でした。
振り返って見る風景 「あ〜、あのガードレールがなけりゃ、いいのにねぇ。」
「あ〜、あのコンクリートの法面が目立つなぁ。」
「あ〜、あの電信柱がなけりゃ、甲斐駒がきれいなのになぁ。」
木製の橋 ■ しかし、この地区の景観は想像以上の素晴らしさでした。
この橋、架け替えられても木製になりました。
地域の人の努力に感謝です。

この地区は、「柏前の牧」(カイワザキノマキ)として古くから知られた 馬の名産地で、その歴史に育まれた心意気を感じる里でした。
(注1)
 この地区には、「三社まいり」といって雨乞いを八ヶ岳権現の社に、
 晴天を日吉神社に、暴風雨よけを風の三郎社にそれぞれ部落の代表が
 毎日当番として代参していたと言います。

(A.K)