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景観ウォーク

稲すずめ舞う黄金の田んぼ・湧水の里 in 小淵沢


   日時: 2006年9月16日(土) 午前9時〜午後3時
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 【コース】 約8km
    小淵沢駅―宮久保―馬場の里―城山―三峰の丘―大瀧湧水―小淵沢駅
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「若葉する 駅(うまや)の前の谷深く 雪の残れる山々に向かう」 9月16日土曜日、9時に小淵沢駅の島木赤彦の歌碑の前に集合。
今日のリーダー吉柳さんが説明してくれるまで、こんな歌碑があるとは気づかなかった。
昔は駅前から釜無川まで続く田園が見下ろせ、そしてその向こうに甲斐駒が聳える雄大な 風景があったのだろう。

宮久保地区、家主さんから蔵の造りについて説明を受ける ■ 本町の下の棒道を過ぎると、「鏝(こて)絵」が描かれた蔵を持つ古い屋敷が集まる宮久保地区だ。
通りかかると屋根職人が鬼瓦の話をしてくれ、また、蔵を眺めているとそこの住人が邸内を案内し、 宮久保集落の成り立ちを話してくれた。
思わぬ地元の人々との触れ合いは今回一番の収穫ではなかろうか。
馬場の里から甲州街道を眺める ■ 黄金色に染まった田圃に沿って下ると遠くから子供の歓声が聞こえてくる。
各小学校では運動会が行われ、来週になると稲刈りが始まるそうだ。
雨にはならなかったが、正面の鳳凰、甲斐駒の峰々や背後の八ケ岳も雲に隠れていたのは残念だ。
諏訪神社で小休止して馬場の里・金比羅山に向かう。ここからは甲州街道が一望出来る。
城山で昼食後、しばし景観についての講義に耳を傾ける ■ 甲斐と諏訪が対峙した当時の要害地、城山で昼食。
来年NHKの大河ドラマ「風林火山」が放映されるとここも名所になるかもしれないなどと 往時を偲びながら一時を過ごす。
城山からは下笹尾地区を経由して八ケ岳の裾野を登り返す。
ところどころに現れる荒れた畑は昭和40年頃まで盛んだった養蚕の名残のようだ。
配られた地形図を見ると今でも桑畑の記号が多く残っている。
馬頭観音や藁葺屋根を持つ家を見ながら行くと立派な桜並木があり、 まもなく三峰の丘に到着。
天気が良ければここから富士山、北岳、奥穂高岳の日本三高峰が見渡せるそうだ。
最近整備された八反歩堰に沿って歩く ■ 少し伸びていた参加者の列も一団となり大瀧湧水から流れ出る八反歩堰に沿って歩く。
この水路は山裾に沿った横堰で、三分一湧水と同様、各田畑に公平に水が行渡るよう配慮されたものだ。
一面黄金色に輝く上笹尾地区。ガードレールが気に障る ■ ここから見下ろす田園風景は実に美しいが、残念ながら作業道に張り巡らされた白いガードレールがなんとも目障りだ。
理由があって設置したのだろうがもう少し工夫がほしかった。
大瀧湧水西泉で一日の疲れを癒す ■ 中央線を渡るといよいよ小淵沢町最大の湧水である大瀧湧水地に到着。 湧水を口に含み元気を取り戻して駅近くの広場まで歩き、景観ウオ―クは無事終了した。

「いいところを見て歩くこと、それが景観を考えるのに一番だ」と、昼食時に語った桑田代表の言葉を実践した 充実の一日であった。

(M.T)